1995年兵庫県南部を震源とする阪神淡路大震災の教訓を得て、絶対に倒れない塀を目指し、ブロック塀に変わる代替塀として、開発されました。
その後、2018年大阪市北部で最大震度6弱を観測した大阪北部地震。ブロック塀倒壊事故が多発し、一人の少女の命を奪い、その危険性について議論になりました。

ブロック塀の代替として、国産間伐材を使うことにより、SDGs仕様の商品開発が、2014年には完成していました。強度実験や耐火実験では、日本リスクマネジメント学会事務局長関西大学社会安全学部の亀井克之教授や東洋大学松永准教授の協力を得て、安全性の証明に努めてきました。

現在、高さ3M・耐風圧42m/sを保証する目隠しタイプのSF-αと、ブロック塀上に設置可能なルーバー式簡易タイプのライトの2種類をご用意しております。令和3年度には、新型タイプを発表する予定です。

標準品は、九州南部地方のヒノキ材・東京多摩産のヒノキ材を使っています。防腐・防蟻性能を持つ薬液(ACQ)を加圧注入し、乾燥させたK4ランクの加工材で、板厚はαは25㎜_ライトは20㎜。それぞれ、耐風圧は42m/sと34m/sと頑丈な構造です。あえて無塗装にこだわり、木の経年変化が楽しめるよう設計されました。およそ、2~3年後に緑味のかかった板から、檜本来の持つ飴色に変化していきます。

腐食の心配から支柱はアルミ製を採用し、アルマイト処理をして耐久性を高めています。塀板は火災時でも燃えにくいよう厚みのある木材を使用しており、傷んだ板や劣化した板を容易に交換できるよう、DIYでもお客様(施主様)が簡単に行えるようにしております。

日本の住宅にフィットするウッドフェンス

国産間伐材にACQ加圧注入をした木材を使用するためウッドフェイス仕様です。天然木のため反り・ひねり・色変化等はありますが、自然の風合いと木目の美しさを存分に味わっていただけます。

また反りひねり軽減のため板の小口の部分に小さな通しの木を挟み込んだ雇実加工を施しました(耐風圧強度風速34m/s 相当)。