「遊び」は園児たちが自分自身のアイデンティティを形成したり、自分の興味関心を持つものを見つけることに役立ちます。

こどもたちは「自由に遊ぶことができる時間」を与えられると、自分たち自身で何をして遊ぶかを決め、それを実行に移します。また、遊びを通してこどもたちは「自分が興味のあるもの」に詳しくなっていきます。そして、遊びを通して身につけていった能力(体力・コミュニケーション能力など)を用いて、その後の人生を生きていくこととなります。

それには、園児たちがもっとのびのびと自由に遊べる環境を、大人が提供しなければなりません。

そうして、「防音塀」の開発へとつながりました。

この「防音塀」は、園児の発生騒音を20dB程度下げること、園児の発生音圧が95dBの場合、街並み景観に合う塀を提供すること、木材を使用することにより、園児に良い影響を与えることを実現しています。

当社の「防音塀」は、園児たちの声や音の問題に対し、木の持つ能力と、アルミ柱、中空素材などの当社のノウハウを活かしています。

木は園児たちにも環境にも優しく、また防音塀を立てることで園児たちの遊び場が閉鎖的な空間にならないよう配慮したデザインの木製の塀です。

幼稚園等は幼児の養育・教育には不可欠な公益的施設です。他方で、園児たちの声が近隣住民の住環境に影響を与える騒音リスクの要因ともなっています。
こうした住居地域にある幼稚園等についての騒音問題を解決することは、単に幼稚園等関係者の課題解決の問題に留まりません。

幼稚園等の騒音対策は、単に騒音を低減させるだけでなく、地域社会における幼児養育機関として公的施設の役割を明確化する目的もあります。

つまり、周辺地域を持続可能な地域社会とするための取り組みになります。それは、SDGs時代において、SDGs目標11番の「住み続けられるまちづくり」に資する取り組みでもあります。

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